【完全ガイド】WindowsでGoogle Gemini CLIを動かそう!Node.jsのインストールから徹底解説
Googleの高性能AIモデル「Gemini」。そのパワフルな機能を、コマンドラインから手軽に利用できるツールが「Gemini CLI」です。しかし、「Windowsで使うにはどうすればいいの?」「なんだか設定が難しそう…」と感じている方も多いのではないでしょうか。ご安心ください!この記事では、Windowsユーザー向けに、前提となるNode.jsのインストールから、Gemini CLIを実際に動かすまでの一連の手順を、スクリーンショット付きのイメージで分かりやすく解説していきます。
この記事を最後まで読めば、あなたもコマンドプロンプトやPowerShellから、自由にGeminiと対話できるようになります。さあ、一緒に未来のツールをセットアップしましょう!
事前準備:Gemini CLIを始める前に必要なもの
本格的な手順に入る前に、必要なものを確認しておきましょう。以下の3つが揃っていれば準備OKです。
- Googleアカウント: Gemini APIキーを取得するために必須です。普段お使いのもので問題ありません。
- WindowsがインストールされたPC: この記事はWindows 10およびWindows 11を想定しています。
- インターネット接続環境: 各種ツールのダウンロードやAPIとの通信に使用します。
ステップ1:Node.jsとnpmのインストール
Gemini CLIは、JavaScriptの実行環境である「Node.js」上で動作します。そのため、まずはNode.jsをWindowsにインストールする必要があります。Node.jsをインストールすると、パッケージ管理ツールである「npm」も同時にインストールされるので一石二鳥です。
Node.js公式サイトからインストーラーをダウンロード
まずは、Node.jsの公式サイトにアクセスし、インストーラーをダウンロードします。サイトにアクセスすると、主に2つのバージョンが表示されているはずです。
- LTS (Long Term Support): 長期サポート版。安定しており、ほとんどのユーザーに推奨されます。
- Current: 最新機能が含まれる最新版。
特別な理由がない限り、「LTS」と書かれた安定版をダウンロードしましょう。お使いのPCに合わせて、インストーラー(.msiファイル)をダウンロードしてください。
インストーラーを実行してNode.jsをセットアップ
ダウンロードしたインストーラー(.msiファイル)をダブルクリックして、インストールを開始します。基本的に、ウィザードの指示に従って「Next」をクリックしていけば問題ありません。特に重要なのは、「Add to PATH」という項目にチェックが入っていることを確認することです。これにより、コマンドプロンプトのどこからでも`node`や`npm`コマンドが使えるようになります。(通常はデフォルトでチェックが入っています。)
インストールが成功したか確認
インストールが完了したら、正しくセットアップできたかを確認しましょう。スタートメニューから「コマンドプロンプト」または「Windows PowerShell」を起動してください。
黒い画面が開いたら、以下の2つのコマンドをそれぞれ入力し、Enterキーを押します。
node -v
npm -v
それぞれ「v20.11.0」や「10.2.4」のようにバージョン番号が表示されれば、Node.jsとnpmのインストールは成功です!エラーが表示される場合は、PCを再起動するか、インストール手順をもう一度見直してみてください。
ステップ2:Google AI StudioでAPIキーを取得
次に、Gemini CLIがGoogleのサーバーと通信するために必要な「APIキー」を取得します。これは、あなた専用の通行証のようなものです。
- Google AI Studio (旧MakerSuite) にアクセスし、お使いのGoogleアカウントでログインします。
- 画面左側のメニューから「Get API key」をクリックします。
- 「Create API key」というボタンが表示されるので、クリックします。新しいプロジェクトでAPIキーが生成されます。
- 生成された長い文字列があなたのAPIキーです。このキーは非常に重要なので、誰にも見られないように注意し、メモ帳などにコピー&ペーストして安全な場所に保管しておきましょう。
ステップ3:Gemini CLIをインストールする
Node.jsとAPIキーの準備が整いました。いよいよGemini CLI本体をインストールします。先ほどと同じように「コマンドプロンプト」または「Windows PowerShell」を開き、以下のコマンドを入力してEnterキーを押してください。
npm install -g @google/generative-ai/cli
このコマンドは、「npmを使って、Googleの生成AI用CLIツールを、グローバル(-g)にインストールしてください」という意味です。グローバルにインストールすることで、PCのどの場所からでも`gemini`コマンドを実行できるようになります。しばらく待って、特にエラーが表示されなければインストールは完了です。
ステップ4:Gemini CLIの初期設定と動作確認
最後の仕上げです。インストールしたGemini CLIに、先ほど取得したAPIキーを教えてあげましょう。
APIキーの設定
コマンドプロンプトで、以下のコマンドを実行します。「YOUR_API_KEY」の部分は、あなたが先ほどコピーした実際のAPIキーに置き換えてください。
gemini config set GOOGLE_API_KEY=YOUR_API_KEY
何もメッセージが表示されなければ、設定は成功しています。
動作確認:Geminiに話しかけてみよう!
さあ、準備はすべて整いました!実際にGeminiに簡単な質問をしてみましょう。以下のコマンドを実行してみてください。
gemini prompt "日本の首都について、小学生にもわかるように説明してください。"
しばらく待つと、Geminiからの回答がコマンドプロンプト上に表示されるはずです。「日本の首都は東京です。東京は日本の東側にある、とても大きな街で…」といった内容が返ってきたら、セットアップは完璧に成功です!
まとめ
お疲れ様でした!この記事では、Windows環境でGemini CLIを利用するための手順を、Node.jsのインストールからAPIキーの取得、そして実際のコマンド実行まで、一歩一歩解説しました。最初は少し複雑に感じるかもしれませんが、一度設定してしまえば、コマンドラインからいつでも手軽に最先端のAIモデルを活用できます。これであなたの開発効率や情報収集が、さらに加速すること間違いなしです。
あなたなら、この強力なGemini CLIをどのように活用しますか?日々のタスクの自動化、プログラミングのサポート、あるいは新しいアイデアの壁打ち相手として。可能性は無限大です。ぜひ、さまざまな使い方を試してみて、便利な活用法を見つけたらコメントで教えてくださいね!
0 件のコメント:
コメントを投稿